プロジェクトパートナーの募集

 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

タイ国ケーンクラチャン国立公園ゾウの森再生プロジェクト

  

ゾウの森再生プロジェクトの目次

その1 問題点は?

 タイ国内では野生のゾウが生存の危機に瀕しています。開墾のための森林伐採や密猟により、かつては数10万頭いた野生のゾウも、今日では5千頭を下回り絶滅危惧種に指定されています。

 タイでは国立公園内をはじめ、各地で保護活動を行っています。しかし、ゾウの生息環境が整っておらず、また保護地区の森林も減少していることで思うような成果は上がっていません。エサの不足から保護地区の森を出て農作物を食べているところを、農民により射殺されるという悲惨な光景が日常的に見られます。また、いまだに象牙の闇取引が横行し、そのために犠牲になる野生のゾウも数多くみられます。

加速する森林伐採
   タイの山間部では開墾などのための森林伐採が深刻な問題となっています。法律で伐採は禁止されていますが、現在も森林は減少傾向にあります。
 水場に集まる野生のゾウ
   近年の調査によると、野生のゾウは3千頭を下回ったとも言われています。こうして水場に現れたゾウの群れも、密猟の的になることがあります。
 射殺された野生のゾウ
   国立公園の保護地区からエサを求めて畑に現れたところを、農民に射殺された野生のゾウ。お腹の中からはゾウの子供が見つかった。
 国立公園の保護地区を視察
   私たちはケーンクラチャン国立公園の保護地区を視察しました。現地では森を保護するとともに、近隣の畑を荒らさないようにエサ場をつくる活動が行われていました。