プロジェクトパートナーの募集

 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

武川(ブセン)県での温暖化防止活動

    

武川県での温暖化防止活動の目次

その1 問題点は?

 武川県は内モンゴル自治区の首府であるフフホト市北部に位置します。フフホトは人口260万人を超える大都市であるため、大気汚染も深刻です。また西には工業都市であるパオトウ市もあるため、事態はさらに深刻なものとなっています。日本にも被害をもたらしているPM2.5は、この地で発生したものも多く含まれています。

 また、この2都市周辺は乾燥地にあたり、砂漠化も深刻です。さらに、両市北側の陰山山脈は樹木の伐採などによりはげ山となっています。PM2.5は周辺の砂漠やはげ山で発生した黄砂に吸着し、北京上空を通過し日本へ飛来しています。両市の人口はいまだ増加し続けていて、周辺の砂漠も拡大しています。このようなことから、PM2.5が日本に及ぼす影響は、今後さらに深刻なものになると予測されています。

 私たちは温暖化防止植林を通じて、PM2.5などの環境汚染も削減できたらと考えています。砂漠やはげ山の緑化は、飛散する黄砂の量を減少させます。この地域での黄砂発生を抑制させることは、日本の公害問題に対しても効果があると考えています。

フフホト市から北へ車で40分程走ると武川県郊外に到着
   フフホトから国道で山道を走ること40分、武川県郊外に到着します。周辺ははげ山に囲まれ、砂漠化が進んでいます。
 植林予定地は旗下営同様草木がほとんど見られない
   植林予定地には木がほとんど生えていません。遠くに見える山々もはげ山であることがわかります。
 森を失ったことで土砂崩れが頻繁に発生
   傾斜地の木々が失われると、わずかな雨で土砂崩れが発生します。植林予定地周辺でも土砂崩れが発生したと思われる形跡が、いたるところで見られます。
 武川県林業局局長と下見
   武川県での温暖化防止事業のパートナーとなる武川県林業局の局長と現地視察。林業局も植林事業を行っていますが、範囲が広すぎて手におえないのが現実のようです。
 武川県林業局と調印式
   2013年6月、武川県林業局と温暖化防止に向けた植林事業の契約を交わしました。この契約により、今後40年間は植林地内の樹木伐採は禁止されます。なお、当地は内モンゴル自治区の生態混交林造成地にも指定されていて、自治区の法律でも保護することが約束されています。